化學物質管理?汚染防止

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基本的な考え方

UACJグループは、自然環境への影響はもとより、製品の製造時の従業員の安全、製品の使用時のお客様の安全に配慮し、化學物質の適正管理と排出抑制に努めるとともに、環境や健康への影響が少ないものへの切り替えを進めています。また、排出抑制にあたっては、大気汚染防止法、水質汚濁防止法、各自治體の條例、協定などで定められた基準値よりも厳しい自主管理値を設定し、その遵守に努めています。

2020年度の実績

2020年度は、環境に関する排ガス基準値を超過する事故が1件発生しました。2020年12月2日に、福井製造所の仕上矯正ラインの溶剤回収裝置の排ガス中のVOC(揮発性有機化合物)の濃度が基準値を超過しました。原因は、VOCを吸著除去するための2槽式溶剤回収裝置において、除害フィルターを蒸気にて再生するための槽切替タイマーの劣化故障により切替動作が不能となり、同一フィルターでの連続使用により溶剤吸著能力が低下したためでした。
再発防止のため、日常點検項目の見直しおよび、裝置異常時には警報を出すように設備変更を行いました。さらに、排ガスの常時監視についても導入検討中です。

UACJの各製造所における管理狀況(2020年度)

○?。簻y定データが基準値以內

  測定項目 名古屋
製造所
福井
製造所
深谷
製造所
日光
製造所
大気データ NOx、SOx、ばいじん
水質データ pH、BOD
n-H(鉱物油)、SS
  • ※仕上矯正ラインの溶剤回収裝置の排ガス中のVOC(揮発性有機化合物)の濃度が基準値を超過(2020年12月2日)
  • ※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

PRTR対象物質管理

UACJグループでは、化學物質排出把握管理促進法に基づくPRTR制度に従い対象物質の取扱量?排出量?移動量を把握し屆出を行うとともに、その削減に努めています。
2020年度は、2019年度に比べ、生産量が減少するなかで取扱量は減少し、それに対応してグループ全體の排出量、移動量が全対象物質合計でそれぞれ119トン(32%)、25トン(15%)減少しました。UACJ製箔伊勢崎製作所でVOC排ガス処理裝置を導入したことも削減に貢獻しました。

  • ※PRTR制度:人の健康や生態系に有害なおそれのある化學物質が、事業所から環境(大気、水、土壌)へ排出される量および廃棄物に含まれて事業所外へ移動する量を、事業者が自ら把握し國に屆け出をし、國は屆出データや推計に基づき、排出量?移動量を集計?公表する制度

PRTR対象物質取扱量の推移

(製品中の合金元素であるマンガン、クロム、ニッケル、鉛を含む)

PRTR対象物質取扱量の推移のグラフ

PRTR対象物質排出量?移動量の推移

 

PRTR対象物質排出量?移動量の推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ製箔(伊勢崎、滋賀、野木)、UACJ鋳鍛
  • ※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

PRTR対象物質 取扱量?排出量?移動量(2020年度)

No. 物質名 使用量(kg) 排出量(kg) 移動量(kg)
412 マンガン及びその化合物 1,846,760 0 15,400
300 トルエン 598,400 100,676 53,611
80 キシレン 218,838 17,032 2,483
87 クロム及び三価クロム化合物 186,928 23 20,822
273 1-ドデカノール 133,288 61,456 30,842
296 1,2,4‐トリエチルベンゼン 111,351 51,089 3,067
53 エチルベンゼン 94,834 2,579 685
71 塩化第二鉄 47,246 0 0
374 フッ化水素及びその水溶性塩 42,896 1,387 12,509
308 ニッケル 24,451 0 0
297 1,2,5‐?リエチルベンゼン 22,829 14,829 539
88 六価???化合物 20,948 0 159
302 ナフタレン 6,067 140 34
407 ポリオキシエチレンアルキルエーテル 4,740 4,675 0
207 2,6-ジータ-シャリー-ブチル-4-クレゾール 4,330 1,737 2,568
392 ノルマル‐ヘキサン 3,594 888 923
133 酢酸2‐エトキシエチル(エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート) 3,576 45 4
304 2,789 0 0
321 バナジウム化合物 2,312 0 0
411 ホルムアルデヒド 2,289 39 6
  合計 3,378,465 256,594 143,652
  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJカラーアルミ、UACJ押出加工名古屋(名古屋、安城)、UACJ押出加工小山、UACJ押出加工群馬、UACJ押出加工滋賀、UACJ鋳鍛、UACJ製箔(滋賀、野木、伊勢崎)
  • ※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

VOC排出量の削減

UACJグループでは、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、1.3.5.トリメチルベンゼンなどを削減対象物質として設定し、VOC(揮発性有機化合物)の大気への排出量の削減を進めています。
2020年度は、シンナーの代替品への変更、排ガス処理裝置の設置検討などによって、VOC排出量の削減を図りました。

大気汚染防止

UACJグループでは、工場設備の維持管理と重油からLNGへの燃料転換により、大気汚染物質の排出量削減に努めています?,F在、これまでの取り組みの成果によってSOx、NOx排出量は低位を維持しています。

NOx排出量推移

NOx排出量推移のグラフ

SOx排出量推移

SOx排出量推移のグラフ

  • ※集計範囲:UACJ(名古屋、福井、深谷、日光)、UACJ押出加工小山
  • ※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

PCB管理

UACJグループは、PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法に則り、PCBを含有している機器類の數量を製造拠點ごとに把握し、監督官庁に屆け出るとともに適切に保管?管理しています。また、蛍光燈安定器などの小型電気機器や微量PCBの含有が懸念される電気機器についても調査を実施し、基準値以上のものは適切に管理しています。
PCB含有機器類の無害化処理は、日本環境安全事業株式會社に委託し適切に行っています。微量PCB汚染油の無害化処理についても、必要に応じて認定処理事業者に処理を委託しています。また、2016年8月に施行された改正PCB特別措置法の設定期限よりも早期に完了するように、高濃度PCBの処理を進めています。2020年度は高濃度PCB廃棄物としてコンデンサ6臺、安定器11臺、低濃度PCB廃棄物としてトランス等120臺、コンデンサ等8臺、その他汚染物等約10tの処理を行いました。

※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

アスベスト問題への対応

UACJグループは、製品や工場建屋、設備?備品へのアスベストの使用実績や使用狀況を調査し、対策を実施しています。製品については、アスベストの使用やアスベストを含む製品の販売実績はありません。
工場建屋については、ごく一部で飛散する危険性が高い吹き付けアスベストの使用実績があり、2004年度から除去作業を行ってきました。なお、UACJ製箔 野木製造所における吹き付けアスベストの未除去部分については飛散のないことを確認しています。2020年6月の大気汚染防止法改正等により、スレート等の飛散の危険性の少ないアスベストに対する規制が強化されましたが、法令を順守し適切な対応を実施していきます。2020年度は、UACJ製箔野木工場の一部と、日金埼玉工場で除去工事を実施しました。
設備?備品については、アスベスト飛散の危険性のあるものはすでに交換を完了しています。また、アスベスト飛散の危険性の少ない設備?備品についても定期點検などのタイミングでアスベスト非含有品に交換しています。

ダイオキシン類対策

UACJグループは、ダイオキシン類対策特別措置法のダイオキシン類排出特定施設に該當するアルミニウム溶解爐について、排ガス中のダイオキシン類濃度が規制値以下となるよう管理に努めています。
具體的には、アルミニウム溶解爐の燃焼空気量を最適に保ち、かつ投入する材料の管理を徹底してダイオキシンの発生を防止しています。
また、アルミニウム溶解爐のダイオキシン類の測定を法律に基づき年1回実施するとともに、結果を行政に報告しています。2020年度のダイオキシン類測定結果は、大気特定施設24施設と水質特定施設2施設においてすべて法定規制値を下回っていました。

水質汚染防止

2012年6月に公布された水質汚濁防止法の一部改正により有害物質の貯蔵施設と配管などについて屆出を行うとともに、構造などについて設定された基準を遵守することが義務付けられました。
UACJグループでは、猶予期限である2015年5月31日までにすべての事業拠點で必要な対応を完了しています。

工場排水の再利用

日光製造所の排水を放流している大谷川の水は、下流域の浄水場で浄水処理されて周辺地域の生活用水として再利用されています。そのため、排水を行うにあたっては、放流前の水質チェックを徹底し、pH、COD、SSなどの各指標において法令基準値よりも厳しい自主管理値を設定し、それを遵守するとともに、水質のモニタリングを24時間途切れなく実施するなど、細心の注意を払っています。

  • ※pH:水素イオン濃度、COD:化學的酸素要求量、SS:浮遊物質量
  • ※日光製造所は、2021年3月末をもって閉鎖しました

土壌?地下水汚染防止

特定有害物質の使用履歴があるUACJ押出加工小山とUACJカラーアルミでは、過去に発生した土壌?地下水汚染への対策として汚染地下水の浄化を継続的に行い、その効果を定期的に確認しています。汚染濃度は減少しつつあります。
その他の事業拠點においては、汚染事故発生時はもちろん、建物の建て替えや大規模改修時など、必要に応じて地下水や土壌の汚染調査を実施しています。2020年度は、調査を必要とする事業拠點はありませんでしたUACJ金屬加工大阪工場の閉鎖に際して土壌調査を実施したところ、過去に使用していた実績のある重金屬および揮発性有機化合物による土壌汚染が認められました。本件については、行政に報告し、関係者と協議の上、土壌汚染対策法に従い、適正な処置を実施する計畫です。

土壌?地下水汚染に関する対策

事業拠點名 時期 汚染物質 浄化対策
UACJ押出加工小山 1999年度から テトラクロロエチレン 土壌入れ替え、揚水浄化
UACJカラーアルミ 2004年度から 六価クロム、フッ素 土壌入れ替え、揚水浄化

製品含有化學物質の管理に関する情報は、「製品における環境配慮」をご參照ください。

製品における環境配慮

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